レッドブルアイスクロス横浜 出場Ep3

練習日は2本
翌日2本の練習後タイムアタック2本。

なぜ2回しか滑れないのか?

フェアな戦いは誰もが望む事だけど
確かなのは氷の状態を維持するためだ。
横浜のコースは冷却で凍らせた特設コースだが、
100人以上が数回滑ればヘアピンカーブの氷面はボロボロになってオフロード化してしまう。
自分もスムーズな氷面からのオフロードには何回もつまずいた。
コースにもよるが2回が限度なのは分かる。
練習前にシートをはがし、練習後の夜に冷却しながら水撒きをして補修する。
ライダーもスタッフも氷のケアを第一に優先すべきと理解している。

氷のパラシュート部隊

スケート靴で階段を登って行く。目の前の屋根はパシフィコ横浜のホールの屋根、感覚的には4.5階位だろう。
上層部には既にライダー達が列を作っている。
靴に着けたICタグをスタッフがスキャンしスタートゲートへ。
このICタグで出走回数やタイムアタックの時間の計測をする。
スタートゲートの方では飛び出すライダーの声。
裏では時間がかかるタグのスキャン待ち。
正直、このスキャン待ちがちょっと緊張した。
例えるなら、
戦争映画でよくみる軍のパラシュート部隊
軍用飛行機の赤ランプが点灯し、機体横のゲートが開き降下準備をする。
そして兵の安全装置を外す様な感覚だろうか、
ハンディスキャナーで1人1人足下をスキャンして「OK!GO!!」とスタートゲートに通される。
飛び出すのは一瞬だが、その段取りというのがちゃんとしていて逆に緊張した。

スキャンされゲートへ。

夕方の横浜の景色は壮大。
あwダイヤモンドプリンセス号がベイブリッジの梺に。
良い緊張感。
スタートゲートから二歩足を出せば1m一段下がって1m奥にバンクがある。
したがって2歩目でジャンプして3mバンクに着地しないといけない。
自分はスタートボジションを足を左右スイッチする事にした。
バンクの奥は見えないが更に1段の段差がありえぐれている。。。
戸惑わせるスタートとしてはよく考えられている。
飛び込んでバンクに着地してから更に前傾姿勢にならないといけない。
フラットしか滑った事がない人には、足がすくむ事だろう。

怖さなんてない。

先の見えないバンクに向かってジャンプは絶対。
バンクに行った時、どんな視界が広がっているのかと思うとニヤ気が止まらない。

キチガイ?と思うかもしれないが、

夢にもでてくるほど恋い焦がれ一年間待ちに待った氷の坂だ。
登山家の心境がなんか分かる気がする。
ライダーなら色々な所を滑ってみたいなもの。。
とにかく、こちとら色々考えたらワクワクが止まらない。
ほぼ前回と同じ氷山に感謝してる。
とりあえず様子見で行く。

トレーニングラン2本

1Run途中

RtoRで速度つき過ぎで体が浮いてしまい転んでしまった。

2Run後半

最後の飛び込みで距離届かず失敗。

ここ本当にムズイ

スーパー気持ちいいドロップイン!!

が、非常にマズイ。予想したところで転けてるw。
また攻めのライディングより安全に合わせてしまいそうな流れ。

根本であり総合的な課題

意外なコース特徴はというと、Rに入る前のギャップ(段差)があるのだが、
1mの高さがあり結構な衝撃が体にくる。
Rに合わせる為にはそれなりのスピードで入りたいところ、
また場所によって足をたたみながら入るところなど、
気を付けておかなければならない。
そして、二本が終わり大きな課題がみえた。
技術や意識するポイントではない。
1本でコースを理解し、2本で最速まで持っていかなければならないという
根本であり総合的な課題だった。
自分の限界を自分で決めてしまっていた。
秘策へ続く。。

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    アクションスポーツ好きな映像ディレクター。得意なインラインスケートで講師やメディア出演をする。映像ディレクターとして会社勤めをしながら、 本気で遊ぶために運動してる。現在アイスクロスアスリートとして参戦。 PRコンサルアドバイザーや並走カメラ撮影等もしているので気軽にDM下さい。写真、映像、編集、ウェブ等