20年間で最高のインソール3種

スポーツのレベルアップにインソールを交換すると思う様になったのは10代の頃からでした。今ではインソールは2000円〜1万円以上の物まで値段も様々でオーダーメイドのインソールもあります。さすがに「値段に比例して最高なんだろう」と思うところですが、僕の見解は全く違います。

インソールを変える4つ理由

僕がインソールを購入する理由は、

1.長時間の歩行運動の疲労軽減

2.地面からの衝撃を分散

3.靴の中で足が遊ばないため脚力アップと靴ズレ防止

4.そして新品の靴やブーツでも、「今までと同じ感覚」で使用できるという4つです。

高い=最高では無い理由

僕は学生時代にカスタムインソールを作った経験があります。スキーショップで自分の足型を摂ってパーツを調整し熱形成で作りました。しかし、1万円以上かけ作ったインソールは、わずか1ヶ月でバラバラに剥離しました。

壊れた原因は「高熱でのスレ」です。インラインは夏のスポーツでもありウレタンブーツの中は60度以上、湿度もかなり高い状態です。そんな中でアグレッシブなネジレや衝撃が加わるのですから想定外なのでしょう。剥がれてバラバラになるのも当然かもしれません。

この経験は『カスタムインソール はショップスタッフの知識と経験が性能に大きく左右する』という結論になりました。

たかがインソールと思う人もいるかもしれないですが、様々なスポーツにおけるインソールは怪我や持久力=成績に直に現れる重要な物です。試合中に壊れるなんてあり得ません。

カスタムインソールが悪い物ではなく、スキーをするならスキー専門ショップで制作するのは当たり前で、スタッフの制作経験とジャンルへの知識が無いと、インソールの性能を発揮できないのです。インラインスケートの知識が無いスタッフが作った結果、1万円を高い勉強代を払う事になりました。

 

目的を持って選ぶ

様々なインソールが店頭に並ぶ中、低価格で衝撃吸収が良さそうなプニプニインソールが売ってますが、柔らかければ良い物でもありません。

スポーツにおいて「蹴り出しでのチカラ逃げ」「足がモッサリ重く感じる」など柔らかいデメリットも多いのです。また「厚みアーチの強さのバランス」でも感覚が大きく変わります。通勤、リハビリ、ランニング、サッカー、登山、スケート、インソールには様々な使用用途があり、大事なのは目的に合ったインソールを選び、各メーカーの特性を知ることです。

僕はインラインの為に店頭(東急ハンズ)で並ぶインソールは全て試しました。

今回はこれまでの20年間で選んだベストスポーツインソール3種を紹介したいと思います。

 

 

SIDASU

日本ではスポーツインソールのパイオニアとでも言って良い『 SIDASシダス』大きく3シリーズ「3Dシリーズ」「フラッシュフィット」「カスタム」に別れています。

値段も[3D]→[フラッシュフィット]→[カスタム]と高くなります。カスタムは足型を摂って作るオーダーメイドインソールになります。

僕はインラインスケートとスキーではフラッシュフィットシリーズの「ウォーク+」を使用してます。(定価9000円)S-FOUR

 

フラッシュフィットシリーズは熱形成も出来て耐久性が良いです。中でも「ウォーク+」は適度なクッション性が良く、足の指でしっかり踏み込める、踏み留まる感覚があります。登山にもかなり良いと思います。熱形成対応ですが、履いていくうちに自分の足に形成されていきますので熱形成しなくても大丈です。

ほぼ同価格の「アクションプラス」でも良いですが、抗菌防臭性能(ゼオミック)が高い「ウォーク+」が蒸れが多いブーツにはオススメです。

(最上位カスタムは上記の経験からお勧めしません。信頼できるスタッフがいれば別ですが。)

 

SUPERfeet

スーパーフィートインソールは、かかと周りのカップ(サポート)が強く、衝撃吸収材がありません。

しかし踵を包む様にサポートする為、踵本来の衝撃吸収力を上げてくれます。

僕は着地の衝撃で踵を潰した経験があり、「自分の踵を吸収材の役割にする」という画期的な考えに大変共感しました。

まだ日本にスーパーフィート入って来ていない時、海外遠征して来たスキーヤーからお土産でもらいました。

現在では、多くの靴屋やスポーツ店でも取り扱いがあり、自分の靴でインソールを試せるのでオススメです。

 

価格は5000円弱とシダスより安いですが、インライン使用時の寿命は1年(剥離します)です。

アーチではなく、内くるぶしの下あたり(載距突起と呼ばれるかかとの骨の一部)にサポート感があることが大きな特徴です。

表面は少し滑りやすいですが支障になる様な事はありません。地面を蹴る時に、母指球で蹴るイメージよりも多少アーチで踏み出す感覚があり、初めてスーパーフィートを使用する人にはアーチが緩やかな「水色がお勧め」です。グリーンとオレンジはアーチが強く、合う合わないが出ます。

ShockDoctor

このインソールも15年位前に父親のアメリカ土産でウルトラアーチ(現在非売)を使い始めました。

ウルトラ2も使用しましたが、足裏のトライアングルアーチを売りにしていてバランスが良いインソールでオススメです。

また指の部分に凹凸加工がされていて、足指で地面を掴む感覚はピカイチです。しっかり長く踏み込めるスキーにも向いてると思います。

あえてのデメリットは、汗乾きが遅いこと、他メーカーの2種に比べインソール自体の重さを感じる事です。

値段は5000円弱で寿命は約1年ですが、自分の足型になっていってくれるので、剥離した部分を接着剤で貼ってでも使いたくなる良いインソールです。

いかがだったでしょうか?僕の足は扁平足で足の疲れや運動能力はインソールによってかなり助けられてます。

インソール選びにはそのスポーツの知識、経験などが大変重要です。自分に合うインソールをみつけて楽しいスポーツライフを。

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

アクションスポーツ好きな映像ディレクター。得意なインラインスケートで講師やメディア出演をする。映像ディレクターとして会社勤めをしながら、 本気で遊ぶために運動してる。現在アイスクロスアスリートとして参戦。 PRコンサルアドバイザーや並走カメラ撮影等もしているので気軽にDM下さい。写真、映像、編集、ウェブ等