レッドブル クラッシュドアイスに挑戦 10章

日も落ちスケートパークの選考が一通り終わり現状2位という結果に。

勿論満足する結果では無く一度ホテルに戻り、気持ちを切り替える為お風呂に行き夜中の氷上選考会に備えます。

数ヶ月練習で酷使してきた足を銭湯で入念にストレッチをし、もう一踏ん張りと自分の体に言い聞かせます。

「硬い氷」と「柔らかい氷」

22:30ひょうご西宮アイスアリーナに到着。場所、時間的にも車でしか行けない所で氷は硬く綺麗なリンクです。

この「硬い氷」と「柔らかい氷」最近は違いがよく分かります。

硬い氷はエッジが深くてもスピードはそんなに落ちませんが、柔らかい氷だと深いエッジが氷を溶かして接地面が多くなり、

結果遅く引っかかりやすくなります。(※アイススケートは刃が重圧で氷を溶かして滑ります)

本番のクラッシュドアイスは横浜の野外なので確実に柔らかい氷ですから、

エッジを深くしない。つまり浅いエッジの方が引っかかりにくく速い事を意味します。

ひょうご西宮アイスアリーナはグーグルレビューで硬めのリンクとの情報を得ていたので結構深めにエッジを入れておきました。

ブレーキはやり難くなりますが、キャーリング(ターン)は早くなります。ブレーキも上達しているので大丈夫でしょう。

氷上選考会開始

事前に集合しコースやルール説明を受けます。一人二本の良いタイムが採用されます。

ここでいかに順位を落とさないかが肝でペナルティ(+1秒)は敗北を意味します。

ペナルティの要素はパイロンの接触、コースの選択ミス、ミス自体でタイムが遅くなる上に+1秒になります。

また、ペナルティではないですが転ぶのも当然タイムに影響してきます。

皆さん体力の限界が来ているのか、本番1本目に多くのペナルティを出してしまっています。

これは僕の想像なのですが、アグレッシブインラインの大会では1分での時間の中コースどりイメージし、体力配分を決めて大会に望みますが、ホッケーの人達は、スタミナ配分ミスやコースを間違える人も多く選手にバラツキがあるように思えました。

インラインはまだまだ水平氷上では遅いですけど、体力配分や分析でなんとかなるかもしれないという希望も出て来ました。

目標はミス無く細かく体力温存です。では映像で

 

いやぁー体力というより筋肉限界です。日頃の練習で疲労した筋肉が悲鳴をあげてました。

でもそれが短時間で練習を重ねた自分の今の実力なのかも知れません。

結果はSK8パークが2位、氷上16位で総合8位

パークが1位なら希望も持てましたがこの結果で8位は微妙です。

もちろん当日選考枠の3名には残らずワイルドカードの4名枠に入るか願う事しかできません。

3名の発表があった時には悔しかったですね。

ワイルドカードを意識して残らないのは予想していたんですけど、それでもどこかで、、、

イヤ、氷上は歴然。タイム=数字は正直で明確です。しょうがないです。

日本代表という枠の先

今回、ヤマウチトウマ サルワタリアキラ スズキマサヒト が選考に選ばれました。

日本中の猛者達と戦った事で多くの繋がりと成長が出来ました。インラインの僕に興味を持ってくれた人もいましたし、

ホッケーの見方が変わったのも事実。こんなにスポーツなんだなーって世界の広さを改めて感じました。

様々なスポーツをニュースでサラッと報道されるけど、本当にスポーツの日本代表の選考枠争いって大変なんだと痛感しました。

選考会を終えて

今回僕の記事を読み続けて、興味を持ったなら挑戦してみたらいいと思います。

きっと沢山の発見と世界の広さ、意識の高さに驚く事でしょう。そして技術があっても挑戦し続けて認めさせなければなりません。

その先にようやく戦いの場「クラッシュドアイス」 が待っています。氷の世界は広いです。

 

続く。。

 

 

 

 

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ABOUTこの記事をかいた人

アクションスポーツ好きな映像ディレクター。得意なインラインスケートで講師やメディア出演をする。映像ディレクターとして会社勤めをしながら、 本気で遊ぶために運動してる。現在アイスクロスアスリートとして参戦。 PRコンサルアドバイザーや並走カメラ撮影等もしているので気軽にDM下さい。写真、映像、編集、ウェブ等